賃貸物件の周辺環境


はじめて賃貸物件を借りるというときには、どのようなポイントをチェックすれば良いのでしょうか。

人によって気になるポイントが異なるのはもちろんですが、まずは周辺環境がどのような状態になっているのかを確認すると良いでしょう。

周辺環境については、最寄り駅からの距離を確認すると分かりやすいです。

そもそも電車通学・通勤をしている人は、毎日駅までの距離を往復することになります。

また、駅から自宅までのルートも危険がないかを確認しておきましょう。特に女性の場合、毎晩危険な道を歩くというのはリスクになり得ます。

↑タワーマンションの例

具体的なチェックポイント色々

家の目の前の道が、車の頻繁に通るような道であると、危険であることはもちろん、空気も悪くなると言えます。

まず洗濯物は干せないと思った方が良いでしょう。道路が近くにあるということは、信号が近くにある可能性もあり、不便になることもあります。意外と見落としがちなのが、近くに飲食店があるかどうかです。家の近くに飲食店があると、便利と思うかもしれません。

しかし、あまりに距離が近い場合には、食べ物の匂いが漂ってきてしまいますし、場合によっては虫などが入ってきてしまうことも考えられます。

また、営業中は問題がなかったとしても、いつかお店が取り壊されるということも考えられます。特に飲食店の場合は、ネズミや虫などが壊された建物から逃げ出してしまうということもあるでしょう。

他にも人の騒がしさが苦手という場合、学校が近くにあるかどうかを確認しましょう。日中に仕事に出ていれば学校自体の騒音はあまり気になりませんが、学校がそばにあるということは、当然ながら子供が多くいる環境です。普段から騒がしくなるということは、覚悟しておきましょう。

↑サンルームがある場合のマンション

分譲マンションの賃貸

賃貸物件にもさまざまな種類があります。その中でも条件が合うようならば「分譲賃貸」の利用もオススメです。分譲賃貸は、建てられた分譲マンションを賃貸として貸し出している物件を指します。

そのためグレードが高いにも関わらず、部屋に対して非常に安い金額で借りられることも多いようです。元々は賃貸ではなく、一生モノとして人が住めるように建てられたマンションです。

そのため、浄水器や床暖房、システムキッチンなど、設備が非常に優れている傾向にあります。せっかくのチャンスですので、借りられるようであれば狙ってみても良いでしょう。

分譲マンションの場合には、部屋の所有者と借り手の契約ではなく、マンション全体の規約が優先されます。

そのため、所有者との契約、マンション全体の規約をそれぞれ把握しておきながら、判断をしていく必要があると言えるでしょう。

↑日当たりのよいマンション

リロケーション物件

分譲住宅の中には、リロケーション物件として貸し出されているものもあります。リロケーション物件は、転勤者物件とも呼ばれており、relocation(移転・転換)の意味からきています。自分の持ち家であっても、長い期間留守にするのは非常にもったいないです。

そのため、安価で人に貸すことで利用しようとしているのです。リロケーション物件は、持ち主が返ってきたら退去をしなければなりません。

また、2年~5年程度が契約期間となっており、その間の引っ越しは認められていません。自分の自由にできない分、少し住みにくいと感じるかもしれませんが、価格は安く設定されることも多いようです。

もちろん持ち主が「まだ住んでもいい」と言ってくれている場合には、そのまま継続して住むことも可能です。相談をしながら今後のことを決めていきましょう。