一般的に家具の転倒防止器具と言いますと、天井と家具の間に突っ張り棒などを設置して家具屋壁などを傷つけずに転倒防止を試みるような方法や、壁や家具などに接着剤などを使用するタイプのストッパーに加え、最近では転倒防止のマットやプレートなどが販売されているようです。インテリアの外観として、見た目、壁や家具の傷をを気にしないということであれば、ご自宅環境のなかで最適な防災器具を選択できますが、インテリアや家具への負担を懸念されるような方は、家具の転倒防止1つを考える上でも器具選びに頭を悩まされてしまうかもしれません。ご自宅の設計時やリフォーム時に、改めて防災を考えるようなインテリア作りが望ましいとは思われますが、たった今からはじめる防災としては、寝室に家具を置かない、また高さのある家具であれば重量のあるものを高い場所には置かない、額縁など落下した際に避難経路を塞いでしまうようなものは設置場所を考慮するなどといったような、日常生活のなかでの可能な範囲での防災への取り組みが考えられるはずです。